ヤフーは１月15日から26日までの12日間にわたり、西武池袋本店の催事場で、昨年５月から展開していたお取り寄せイベントの総決算となる物産展を開催している。これまでに開催してきた予選を勝ち抜いたお取り寄せ商品を集め、最優秀商品を選出。選ばれた商品はセブンイレブンなどで販売する。イベントを通じて百貨店の顧客などネット以外のユーザーを獲得し、顧客基盤の拡大を図る。
開催しているのは「お取り寄せグルメ選手権最終決戦」で、２０１０年５月から開始した「お取り寄せグルメ選手権」の集大成という位置づけ。これまでネット・リアルで開催してきた予選を勝ち抜いた約60店舗を集め、「みんなが選んだ最高のお取り寄せグルメ」を選出する。選ばれた商品はセブンイレブンの店頭などで、期間限定で販売する流れとなる。
会場では物販のほか、イートインコーナーも設置。会場限定メニューなどを提供する。また、有名料理人の調理の実演や試食などの各種イベントを開催するほか、「ヤフー！ショッピング」で使えるポイントを付与する「お楽しみ抽選会」なども実施している。リアル層を開拓し、ユーザー数を拡大したい狙いだ。
ヤフーは２０１０年１月に西武百貨店で物産展を開催し、それが「好評だったため」（ヤフー）継続企画として、長期間にわたる同イベントを開始した。ヤフーではイベントのアンテナ店も同百貨店内に設置しており、ｉＰａｄやデジタルサイネージなどを活用した販促を行っている。