【EC動向】スタートトゥデイ、震災1年にあわせ通販サイトで「黙とう」

通販サイトで黙とうを――。

スタートトゥデイは3月11日、東日本大震災から1年を迎えるのに当たり、地震が発生した午後2時46分から1時間、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を含む全サービスを停止した(画像)。同社によると、震災の犠牲者に対して追悼の念と、黙とうの意を表すためにサイトの一時休止に踏み切ったという。

「ゾゾタウン」が配信するメルマガや、前澤社長自信がツイッターでサービスの一時休止を伝えると、ツイッター上には「大々的に何かを行うよりも共感できる」とか「ゾゾらしい」といった反応がすぐにあがった一方、「その一時間の売り上げを寄付する方がいいのでは」など反対意見も少なくなかった。

ただ、「ゾゾ」からすると、たとえ通販サイトであってもリアルの売り場と同様、サービスを提供するのは人で、運営者の思いを目に見える形で表現したかったのだろう。

震災直後には、いち早く復興支援のチャリティーTシャツの予約販売を開始し、海外も含めて約9万4000人のアクション(販売枚数は約17万7000枚)を引き出して、世間を驚かせた同社。

今年2月29日には、東証マザーズから東証第一部に鞍替えを果たしただけに、スタートトゥデイの動向にはこれまで以上に多くの視線が集まっていることは間違いなさそうだ。

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