【EC集客】カカクコム、11月からクリック単価を見直し

価格比較サイト大手のカカクコムは11月1日から、情報掲載サイトへ利用者を誘導した際に発生する手数料のプランを変更する。これまでは商品カテゴリーによって、1クリックあたり12円と24円の2パターンに分かれていたが、今後は10円、20円、25円、30円の4つに細分化。値下げとなる商品も一部にはあるものの、多くの売れ筋商品カテゴリーでは値上がりとなる。

10円は57カテゴリー、20円は131カテゴリー、25円は161カテゴリー、30円は20カテゴリーとなる。このうち、10円はキーボードやマウス、SDメモリーカードなど比較的単価の安い商品が属する。一方、これまで24円だった液晶テレビ、ブルーレイ・DVDレコーダー、洗濯機、冷蔵庫、デジタル一眼レフカメラ、デスクトップパソコン、ノートパソコンといった、単価が高く情報掲載サイトが主力とする商品は30円に値上げする。

家電関連では、昨年7月の地上アナログ放送の終了以降、液晶テレビの需要急減が続いており、売り上げ減に苦しむネット販売企業も多い。カカクコムに情報を載せる家電のネット販売企業では「クリック単価値上げ以外にもマイナス要因が多く、非常に厳しい状況だ」と話す。

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