Mon, December 11, 2017

【ネット販売各社のテレビCM】”インターネット外”で顧客を取り込め!

ネット販売関連企業各社が初めて手掛けるテレビCMが増えている。これまでEC事業者の主な広告出稿先といえば費用対効果の観点や「売り場」であるインターネットが中心であったものの、最近では様々なEC事業者がテレビCMの着手している。インターネット上ではすでに様々な施策をやり尽くし、既存の方法では一定数の新客が開拓できなくなってきたり、ネットとは異なる新たなチャネルでこれまでは獲得しえない層にリーチしたいというEC事業者のニーズが顕在化していることも一因の1つにあるようだ。

“テレビ離れ”といわれる昨今だが、やはりテレビのPR力はいまだ高い。各社はテレビの力を用いてネット上だけでは獲得できない層にリーチし一気に知名度アップと規模拡大を狙う考えのようだ。そして各社は既存のCMに埋もれぬよう、また、視聴者の目を引き付けられるユニークかつ斬新な内容のCMを作り出している。注目すべき最近のネット販売各社のテレビCMのその内容、狙いや効果について見ていく。

人気モデル起用し「ショップリスト」の知名度アップへ…クルーズ

モバイル関連事業を手がけるクルーズは10月25日から11月中旬まで、ファストファッション通販サイトの「SHOPLIST.Com by CROOZ(ショップリスト)」について初のテレビCM(画像①)を放
映した。若者に知名度の高いモデルなどを起用して、手ごろ価格のファストファッションが購入できるアパレル通販サイトとして認知拡大を図った。

CMは15秒と30秒の2種類のバージョンで、一部地域を除いて全国で放映。モデルの今井華さんと宮城大樹さんの掛け合いで若者の何気ない日常を表現しながら、流行のアイテムを手軽に購入できる様子や同サイトの特長、魅力を伝えた。

TVCM活用の最大の狙いは、これまで主体としていたウェブプロモーションで獲得できなかった層にリーチすること。「新規顧客の獲得もさることながら(CMは)コンバージョン率が当然上がる。通販は商品が届くか届かないかも含めて信用が一番大事なので、CMで一定の安心感を担保できる」(同社)とする。

細かい成果は集計中だが、CMの放映期間中は数十万人規模の新規顧客を獲得し、顧客層の幅も広がっているという。「CMだけの効果がどこまであったかを見るのは難しいが、インパクトはかなり大きかった。サイトのブランディングが進んで徐々に新規が来ている」(同社)とした。

CMに使用した動画素材はユーチューブでも公開。加えて放映期間中に無料通話アプリの「LINE」に同サイトの公式アカウントを開設して、セールやキャンペーン情報などを定期的に配信。期間限定で開設記念キャンペーンも行い、本アカウントを「友だち追加」した顧客全員に同サイトで使えるクーポンを付与。テレビCMと合わせてネットでのPRも拡充することで、サイト送客や購入頻度の向上につなげていった。

つづきのヒラキ、ヴァシリー、GLSジャパン、B4F、ギルト・グループ、ドゥクラッセ、オークローンマーケティング、アマゾンの事例は本誌にて→購読はこちら

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