Sat, December 16, 2017

主要仮想モールの年度末商戦は概ね堅調に ―― ポイント増量施策などが寄与

「楽天市場」や「アマゾン」などの
主要仮想モール各社が年度末に向けて
実施した各種セールは概ね順調に推移
したようだ。各社の状況について見て
いく。

3月26~31日まで開催した楽天市場の大型セール「楽天スーパ ーセール」

楽天市場、買い回り

キャンペ延長

楽天の「楽天市場」では3月26日から31日まで割引販売のほか、店舗買い回りのキャンペーンを行う大型セール「楽天スーパーセール」を実施した。同社によると「インテリア・寝具・収納ジャンルや家電ジャンルなどが好調」(同社)だったという。具体的には一眼レフや車、米やシャンプーなどの売れ行きがよかったようだ。

なお、今回のセールでは新たな試みとして、セールが終了した3月31日の午前2時から「スーパーセール感謝企画」として店舗買い回りキャンペーンの期間を24時間延長。期間中に1000円以上の買い物をしたユーザーにスーパーセール期間と合算して買い回り店舗数に応じてポイントを増量するもの。また期間中に使用可能なクーポンも発行した。

初の春の大型セール「Spring Time Sale」を実施したアマゾン

アマゾン、初の春の
大型セール実施

アマゾンジャパンでは3月25日から、3日間限定の大型セール「Spring Time Sale」を開催した。同日正午から10分おき(午前1~8時の時間帯は除く)に実施するタイムセールで様々なジャンルの商品の中から顧客評価指数であるカスタマーレビューが平均4つ星以上(最高5つ星)の商品などを中心に、1万点以上を期間中に販売。年会費を徴収する有料会員「アマゾンプライム会員」には一般ユーザーよりも30分早くタイムセールに参加できる特典をつけた。
セール中、特に売れ行きが良かった商品は主力企画の10分おきに登場した商品が多く紹介された「注目のタイムセール商品」および人気の商品を24時間販売する「特選タイムセール」で紹介した商品で、同社が販売するアプリやアプリ内課金アイテムの購入時に使用できる独自通貨「Amazonコイン」やKindle本(電子書籍)、自ブレット端末の「Kindle Fire」などのほか、パソコン(Apple iMac MK442J/A)、テレビ(LG 43V型 4K対応 フルハイビジョン液晶テレビ IPS 4Kパネル/ウルトラスリムボディ)、空気清浄機(シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター搭載)や飲料水(アサヒ飲料 おいしい水 富士山=2L×6本入り×2箱)、洗剤(アタックNeo 抗菌EX 洗濯洗剤 濃縮液体 Wパワー つめかえ用)などが人気だったようだ。

「Spring Time Sale」は毎年、年末に行う「サイバーマンデーウィーク」や昨年7月に初開催した「プライムデー」などの大型セールに匹敵する規模のセールでこの時期で開催は今回が初めてのため、単純比較はできないものの、「前年同期よりもトラフィック、売り上げともに大きく増加した」(同社)という。

最大31倍となるポイント増量施策などが奏功し好調だったヤフーシ ョッピングのセール「すごい年度末セール」

ヤフーショッピング、
流通総額2倍に

「ヤフーショッピング」も3月25日から「すごい年度末セール」と題した大型セールをスタート、同31日まで実施した。昨年末から実施しているセール・ポイントキャンペーンが好調だったことを受けて、同セールでも買いまわり最大20倍となる「お買い物リレーキャンペーン」(ジャンル問わず、2ストアで4倍、3ストアで6倍、4ストアで8倍、10ストアでは20倍のポイント付与)やその他キャンペーンを含めて最大31倍となるポイント増量施策を「前年対比2倍の規模」(同社)で実施。また、前年同期のセールでは実施していなかったテレビCMによる告知も行い、販促を強化した。
この結果、「食品、家電全般、DVDなどのパッケージメディアの売れ行きが好調」(同)に推移し、セール期間中の「流通総額が前年同期比で約2倍」(同)となったという。理由については「ポイントが最大31倍となる大型プロモーションを打ち出し、ストアにもタイムセール商品をはじめ、多数の値ごろ感のある商品を出品頂くことで、セールの盛り上がりを作ることに成功。結果として3月中旬までの好調な流通を維持・拡大し、期間中の流通総額が約2倍という好結果につながった」(同)とする。

DeNA ショッピング、タイムセー
ル好調で計画比10%増に

DeNAが展開する仮想モール(「auショッピングモール」「DeNAショッピングモール」)は2月29日から3月2日までポイントを最大30倍と増量したり、一部商品を半額とした「ラッキーセール」を実施した。セールでは目玉企画として実施した2時間限定タイムセール企画がツイッターなどのSNSによる拡散施策なども手伝い、好調だった模様。特にスイーツを中心としたグルメ商材のタイムセールの売れ行きが好調だったようだ。これらの結果、流通総額は計画値に比べ、「auショッピングモール」では8%増、「DeNAショッピング」は10%増となったとする。

セール期間1日当たりの流通額が前年比で1.3倍になった「ポンパレモー ル」のセール

ポンパレモール、

セール期間流通額1.3倍に

リクルートライフスタイルの仮想モール「ポンパレモール」は3月25日から4月1日まで3周年記念セールを実施した。セールではブランドバッグや飲料水のセット、コンタクトレンズ、食品など日ごろから人気の高い商品を集めた「333円目玉商品」企画を展開。また、これまでは購入金額ごとに段階的に分けていたポイント倍率設定(高単価ほど高倍率)も「全商品13%ポイント還元」として実施し、高単価商材だけでなく低価格帯も含めて幅広く購入が伸びたという。

同社では2月にコンビニなど実店舗を中心にポイントサービスを展開している「Pontaポイント」に「リクルートポイント」が完全統合。ポイント会員数が大幅に拡大したことから、今回のセールは新規顧客も集客できる商機として見込んでおり、実際にセール期間1日当たりの流通額が前年比で1.3倍になるなど好調に推移したようだ。

Qoo10、ファッション関連

売上が順調で増加傾向

ジオシスが運営する仮想モール「Qoo10」では3月9~13日に「春の感謝セール」を実施した。同社負担で1回で5000円以上の購入者に「1000円クーポン」を2万5000円以上では「5000円クーポン」を買い物カゴで配布する「カートクーポン」のほか、日替わり数量限定で販売する特価商品、最大7割引きでブランド品を販売する企画「UP TO 70% OFF BRAND SALE コーナー」などを展開。春のファッションアイテムを中心にファッションカテゴリーが順調で「今年1月と2月に実施したセールとの比較では流通総額は増加傾向となった」(同社)という。

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