キューサイ 仕入れ商品活用へ

 キューサイが自社通販サイトを刷新した。化粧品、健康食品など強みを持つ自社開発品に加え、「ウェルエイジング」の実現をサポートする商品ラインアップを充実させる。品揃えでは、仕入れ商品の活用も強化。1年後に約200商品のラインアップを予定している。

 11月15日にサイトを刷新した。「スキンケア」「ケール・青汁」「ヘルスケア」などブランド軸の商品検索機能に加え、「ありたいわたし」を軸にした売り場を新設。生活者のライフスタイルやニーズが多様化する中、仕入れ商品を含めた多彩な選択肢の提案で”ライフスタイルを選ぶ”という体験を提供する。

 「ありたいわたし」は5つのカテゴリーで構成する(=画像)。「魅せる『わたし』」では、自らの魅力を引き出す化粧品やアパレル、食品を提案。「アクティブな―」では、身体づくりをサポートする健康家電や雑貨、「ご機嫌な―」では、癒しや一人時間を充実させるサービスや家具、「健やかに整う―」では、健康的な生活基盤を整える健食や医薬品、生活用品、「賢く生きる―」では、人生を豊かに過ごすサービスや動画スクールなどのサービスも扱う。

 商品は、生活雑貨や食品、アパレルなど毎週10アイテム、月に40アイテムを追加していく予定。季節に応じた商品の入れ替えや、数量限定商品も展開する。現在、50アイテムをラインアップ(12月時点)。超音波加湿器(税込1万4300円、「健やかに整う―」)や自動コーヒーメーカー(同2万9700円、「ご機嫌な―」)、ステッパー(同1万6280円、「アクティブな―」)、枕カバー(同3960円、「魅せる―」)などの商品を展開している。

 サイト刷新に合わせ、既存顧客への提案だけでなく、新規顧客との接点構築に向けたマーケティングも強化する。設定した「5つのわたし」のコンセプトへの共感、取り扱い商品への反応を検証しつつ、「ライフワードやオケージョン(イベント)を想起するワードを提示しつつ、ウェブを中心に接点を築く」(同社)としている。

 キューサイは、22年3月の佐伯澄新社長の就任以降、「ウェルエイジング」の実現を掲げ事業構造の改革を進めている。

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