良品計画は４月１７日、自社通販サイトの購入商品を実店舗で受け取れるサービスについて、対象アイテムとして新たに食品を追加した。これにより、ＥＣで取り扱う衣食住の全カテゴリーの店舗受け取りが可能となった。
今回追加したのはインスタント・レトルト・菓子・飲料などを含む食品類。これにより、現在、通販サイトで販売中の衣料品、生活雑貨、食品の全カテゴリーが受け取り対象となり、９割以上の商品が実店舗で受け取ることができるようになった。なお、冷凍食品・チルド・産地直送商品の「諸国良品」や家具家電の内、超重量商品とアウトレット価格の商品は対象外となっている。
同社では２０１１年９月より、実店舗でのＥＣ商品受け取りサービスを開始。昨年９月２９日には食品と超重量商品以外のすべての商品を店舗受け取り可能としていた。
同社によると通販サイト上で手軽に注文して購入できることや配送料がかからないこと、また近くの店舗で取り扱いのない商品が取り寄せできることから、２２年１月から同年の１２月にかけての、自社通販サイトの利用額に対する店舗受け取りサービスの利用額の割合は、３倍に伸びているという。
この利用率の高まりを受けて今年２月６日から３月３１日の間で、レトルトなどの調味加工品を対象に一部店舗で受け取りのトライアルを実施した後、今回の食品の追加を正式決定。一部店舗では、トライアル期間後も継続して対象商品の店舗受け取りサービスを実施していた。