千趣会イイハナは１月11日、家庭菜園・ガーデニング商品を販売する通販サイトを開設した。目的別に幅広いコンテンツを用意したほか、コミュニケーション機能を実装。家庭菜園に関心がある初心者のファミリーユーザーなどを対象に展開し、購入後のフォロー体制を充実させることでリピート購入につなげる。
開設したサイトは「花くらす×野菜くらす」。家庭菜園に関心がある初心者や、失敗した経験のある女性ユーザーなどを対象に、野菜や花の栽培キットを中心に販売する。
サイトでは「入りやすさ」を考慮し、目的別にコンテンツを複数ラインアップしたのが特徴だ。当初は「誰でもかんたんシリーズ」「収穫体験シリーズ」「わくわく子どもシリーズ」などを用意。例えば「収穫体験シリーズ」では、収穫直前まで育成させた状態の野菜が届く仕組みで、初心者が家庭菜園を手軽に楽しめることを重視した。栽培キットはコンテンツ単位では20～30品、全体では約１００品種を用意した。
また、コミュニティ要素として、千趣会の既存のコミュニティサイト「ベルメゾンデッセ」を活用。新設した家庭菜園コーナーで、ヘビーユーザーの育成日記を閲覧できるようにするなどの交流ができる仕組みにした。
初心者を対象にしているためサポート体制も充実させた。コンテンツ別の商品を対象に、栽培キット購入後にアドバイスする「育てるコツメール」を配信。商品到着の翌日や１週間後、１カ月後など、最適なタイミングで商品ごとに異なったアドバイスのメールを配信する仕組みで、１商品につき５～10回程度が目安だという。
さらに、専門のコールセンターサービスも開始。家庭菜園に詳しい専属のスタッフを置き、電話で栽培の疑問に対応する。サポートを充実させることで離脱を防ぎ、リピートにつなげる狙いだ。