【EC動向】夢の街創造委員会、食品通販の仮想モール開設へ

6月上旬に食品のモールを開設する夢の街創造委員会(画像は同社が運営する「出前館」)

出前玄関サイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会はお取り寄せ事業に参入する。ヤマトシステム開発と提携し6月上旬に、食品通販の仮想モールを開設。出前玄関サイトの加盟店が出店するほか、ヤマトシステム開発の食材調達BtoBサイトと連携し、サービス開始時に約400店舗の2000アイテムを取り扱う。

お取り寄せ事業の開始に伴い3月29日に、ヤマトシステム開発と業務提携を締結。ヤマトシステム開発の「クロネコバイヤーズダイレクト」と連携し、両者の店舗開発力を活かし出店店舗を増やすほか、夢の街創造委員会の集客力やサイト運営力を活用して事業の拡大を目指す。

取り扱うのは食品で、全国の特産品や名産品をラインアップする。「出前館」加盟店舗のほか、「クロネコバイヤーズダイレクト」登録事業者が出店する予定。まずは、カレーやそばなどの出前商品のほか、出前メニューに使える調味料などを販売していく考え。

新規出店者向けに初期費用を押さえ、成功報酬モデルを導入。固定費を軽減し出店者の拡大につなげる。受注や決済は「出前館」の仕組みを応用し、通販システムについてはサービス開始までに独自で構築するとした。

サービスの名称は現状未定。出前玄関サイト「出前館」内にタブボタンを設置し、出前館ユーザーをお取り寄せサービスに誘導する。「出前館」と同様に「Tポイント」を貯めて決済に充当できる利便性で出前ユーザー450万人を通販に送客する。

出前玄関サイト「出前館」の加盟店舗数は現状1万900店舗で、このうち30%が出店を検討しているという。お取り寄せ事業の開始で、これまで限定されていた出前の販売エリアを広げ、販売機会の拡大を目指したい考え。

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