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イオンリテール ワイン通販にチャット導入

イオンリテールは11月、ワインの専門通販サイトを強化する。通販サイトにワイン選びをサポートするチャットボットを導入した。加えて、130カ所の実店舗で商品受け取りができるサービスを開始した。ワイン購入時の消費者の悩みを解消し利便性向上を図る。

11月8日から、ワイン専門の通販サイト「AEON de WINE」でAI(人工知能)を活用したチャットボット「webソムリエ」を導入した。24時間の顧客対応を実現し、ワイン選びをサポートする。

通販サイト内にチャットボットに相談できる専用コーナーを用意して、顧客のワイン選びをサポートする。ユーザーが入力した内容をAIが解析し、チャットボットが理解できるようにする。チャットボットは顧客の好みや相談内容に合ったワインを提案する。

提案するワインは取り扱う4000品目のうち、まず500品目を紐付けた。ワインの種類や産地、価格帯、シーンなどに応じて最適なワインを提案する。ワインを買い慣れない人や知識のない人の相談や、家族や友人へのプレゼントの相談での利用を想定する。今後、状況に応じて提案できるワインの種類を増やす。

同社ではこれまで、電話やウェブでワイン選びのサポートを実施していた。相談に利用するユーザーは多かったという。 ただ、電話は平日10時から午後6時までと限られており、それ以降の相談に対応できなかった。また、ウェブの相談も平日は24時間以内、土日曜日は翌月曜日の回答となるなど、回答までに時間がかかっていた。

一方で午後6時以降の受注件数は全体の6割以上を占めていたという。即時回答できる仕組みを導入し、顧客の利便性の向上をめざす。

このほか、11月16日から、130カ所の実店舗を対象に店頭受け取りサービスを開始した。本州・四国の「イオン」と「イオンスタイル」で導入した。

通販サイトでの注文時に、店頭受け取りを指定し、店舗を指定するだけで利用できる。配送料金は購入金額に関わらず無料とし、店舗に商品を到着すると、購入者にメールで通知する仕組み。

単身赴任や単身者など自宅で商品の受け取りが難しい働く男女の利用を想定する。帰宅途中や買い物のついでに商品を受け取とることを可能にし、顧客の利便性の向上につなげる。

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