【EC動向】ギルトグループにソフトバンクグループが出資

招待制の通販サイトを運営するギルト・グループは10月13日、ソフトバンクグループの資本参加を受け、米国ギルトとの合弁体制に移行した。ソフトバンクグループの出資比率は非公開だが、米ギルトが株式の過半を維持し、ピーター・グラスカー氏が引き続きCEOを務める。

ソフトバンク側は今回の資本参加に伴い、日本法人ギルト・グループに対してサービスや技術面などで協力。ギルトはソフトバンクグループの持つ売り場やメディアを活用して新客の獲得を進めるほか、スマートフォンを含めたモバイル通販を強化する。

また、主力の会員制セールサイト「ギルト」で扱う商品の拡充や、昨年12月にスタートした体験型クーポンサイト「ギルト・シティ」の対象エリアを広げていくものと見られる。

現在、日本のギルト会員は75万人を超えてきており、高級ブランドの購入意欲が高い顧客が多いという。

なお、今回のギルト日本法人の合弁化に先立ち、米ギルトも今年5月にソフトバンクグループや既存の投資家などから新たに約115億円の資金を調達して新規事業の強化を加速している。