ビームス バーチャル店舗でアバターが接客

 セレクトショップ運営のビームスは8月14~28日、VR法人HIKKYが開催した「バーチャルマーケット6」にバーチャルショップを出店した。同社との業務提携により、VR機器がなくてもスマートファンやパソコンのブラウザで楽しめる環境を実現することで幅広いユーザーにリーチできるようにした。

 ビームスでは東京・東上野に実在する銭湯を再現したバーチャル銭湯に加え、「キン肉マン」や「エデン」「境界戦機」などの日本のアニメ・漫画とのコラボ商品などを販売。VR版では総勢約40人のビームス社員が交代でショップスタッフのアバターを操作して店内を案内した(画像)。

 ビームス社員は実際にヘッドセットとコントローラーを使ってスタッフアバターの身振り手振りを操作。ヘッドフォンとマイクを通してユーザーと肉声で会話をしながらリアルタイムで接客にあたった。海外のユーザーも多いことを受け、英語が話せるスタッフや、日本文化を発信する「ビームスジャパン」店舗の販売員などが案内した。

 バーチャルショップでは全59種類の商品を販売。うち7種類がデジタル商品のアバターとなる。また、リアルの商品では、今回のイベントの公式Tシャツや「エデン」とのコラボ商品、「キン肉マン」のソフビ人形など、バーチャルショップ内で手に取って見られる3DCGで再現した商品も27種類用意した。