【EC動向】ジーユー、情報アプリの配信開始

ファーストリテイリンググループで低価格カジュアル衣料品などを手掛けるg.u.(ジーユー)は3月1日、同社初となる無料情報アプリ「ジーユーおしゃれメーカー」の配信を開始した。

同アプリはファッションチェックができる「ファッション診断おしゃれメーカー」のほか、ジーユーの最新セール情報などが毎週配信される「デジタルチラシ」、「店舗検索」、自社通販サイトの「ジーユーオンラインストア」、同社が勧めるコーディネート画像が見られる「スタイリングカタログ」といった機能が利用できる。

目玉機能の「ファッション診断おしゃれメーカー」は、自身のクローゼットなどの服をカメラで撮って投稿。続いて心理テストに答えると100種類以上の分類からファッションタイプが診断される。

診断結果から「スタイリングカタログ」で自身に合ったコーディネートの商品を確認することができるため、その場ですぐに通販サイトでの購入にもつながる販促ツールとしての効果も見込んでいる。ファーストリテイリングは「ようやくオンラインで買うことが年配も含めて増えてきた。このアプリをひとつのきっかけとして購買活動にもつなげていきたい」(同社)とする。

また、診断結果やお勧めコーディネートをSNSに投稿することで友人たちとファッション情報を共有することもでき、ファン作りにもつながるという。同社の主要顧客でもある10~20代の女性に普及が進んでいるスマートフォンでの情報発信を拡充することで、ブランドのさらなる認知拡大を図っていく考え。今後についても「同じゲームコンテンツで食べていけるとは思わないので、引き続き新しい仕掛けを考えていきたい」(同)とした。