楽天 AI行動分析企業と新会社

楽天とSQREEM Technologiesは2月3日、人工知能(AI)による行動パターン分析を軸としたデジタルマーケティングソリューションを開発し、日本国内の広告主企業に提供する新会社「楽天スクリーム」を設立し、同日より営業を開始した。

 楽天スクリームは楽天と、AIをベースとしたマーケティングソリューションを提供するSQREEM社が、同社の日本部門を通じて共同で出資し設立したもの。社長には楽天子会社であるリンクシェア・ジャパンの清水竜元社長が就く。

 新会社では今後、1億以上の楽天会員に基づくデータとSQREEM社の持つ行動パターン分析データを活用し、インターネット広告におけるメディアバイイング(広告枠の仕入れ)や消費行動の精緻な分析が可能となる、さまざまなデジタルマーケティングソリューションを提供する予定。これにより、複雑化した消費行動を明確に捉え、日本市場における広告パフォーマンスの改善を図るとしている。