アスクルの通販サイト AIで商品探しやすく

 アスクルは運営する事業者向けオフィス用品通販サイトで顧客が必要な商品を探す際に、AI(人工知能)を活用して、当該商品を見つけ出しやすいよう商品ページなどに必要な情報を掲載するための仕組みを導入したと12月21日に発表した。

 アスクルが運営する事業者向けオフィス用品通販サイトにマクニカが展開するAIスコアリングツール「重要属性スコアリングAI」を導入。同ツールはAIを活用し、顧客にとって対象商品の購入の決め手となる容量や長さなどの属性項目をウィブ上のデータとアスクルの通販サイトのデータの両方から取得、それぞれの重要度をスコアとして数値化し抽出。算出された重要度スコアに基づいて商品情報を収集、商品特性に合わせた適切な情報をサイト上で掲載することができるようになるという。

 同社では特に同機能を医療・介護や製造業等の業種向けに販売する専門商材への活用。医療、工具、研究開発などの専門性の高い商品カテゴリに対して、同社では「購入判断に必要な属性項目が何か分からない」「どのようなワードで検索・購入されているかが把握できない」という課題を抱えていたとし、同ツールを活用して商品特性に合致した適切な情報をそろえ商品を掲載することで、専門商材が選びやすく買いやすいサイト作りを進める考え。