グループのDXを担う新会社設立

 アパレル大手のストライプインターナショナルは8月1日、6月に新設した同社およびストライプグループのテクノロジーとDX推進を担う100%子会社のONE POINT ZERO(ワンポイントゼロ)を本格稼働すると発表した。

 ストライプによると、同社はライフスタイル&テクノロジーを事業領域として自社ECの「ストライプクラブ」やファッションレンタルサービス「メチャカリ」に注力してきたものの、店舗の現場力が高いこともあり、ECへの移行がなかなか進まなかったという。新しい生活様式が定着した今、店舗とデジタルの区別なくシームレスに購入、利用できるシステムを新たな視点で一から構築していく必要があるとする。

 新会社は小売り企業であるストライプとは働き方や開発環境も異なることから、分社化することを決めた。将来的にはベトナムなどの海外企業も含めたグループ横断のファッションDXを新会社に託す考え。なお、新会社の社長にはストライプデパートメントで取締役CTOを務めた梶原伸介氏が就任した。