今冬の売れ筋トレンド、パーソナル寒さ対策に注目 楽天調べ、光熱費抑制で部分暖房にニーズ

 「パーソナル寒さ対策がトレンドに」。楽天グループは10月23日、運営する仮想モール「楽天市場」のユーザーの購買行動分析データや消費者へのアンケートなどをもとに今冬の消費行動や売れ筋商品の傾向の予測を発表した。

 それによると、光熱費を抑えながら自分が過ごす空間だけを局所的に温めたり、日常生活に効率的に温活(※体を内側から温めることで冷えによる不調の改善や健康維持を目指す活動)を取り入れる「パーソナル寒さ対策」を今冬の消費トレンドをあらわすキーワードの1つに挙げた。

 同社が10月に20~60代の男女1000人を対象に実施したインターネット調査によると、「今年の物価高が気になる」と回答した人は約9割、「今冬は節約したい」と回答した人は約8割だった。また、物価高以外に不安に感じる点として「電気代・ガス代など光熱費の高騰」が最も多かったという。

 こうしたアンケート結果に加えて、「楽天市場」において窓や壁からの冷気を防いで住宅の断熱性を高める断熱フィルムや冷気ガードなどの商品の昨年の流通総額が前年同期比で約1.3倍になったこと。また、足元専用のホットマットの昨年の流通総額も同約1.3倍、電気毛布が同約1.2倍となるなど身の回りの行動範囲に限定して温めることができる暖房用品の売れ行きが伸びていること。さらに冷温両用で使える充電式カイロやランドセル用メッシュパッドなど通年で利用できる多機能な防寒グッズが注目を集めているとした。

 また、同アンケートでは「温活をしたい」という回答が約7割となったことや「楽天市場」で日常生活に温活を取り入れる「ながら温活」関連商品の流通総額が昨年は同約1.2倍、特に昨冬は同約1.8倍と拡大したことから、仕事中に手や足を温めるヒーター機能付きのデスクマットやマウスパッド、キッチンで足元を温めるホットキッチンマット、就寝時に利用できる着圧ソックスや腹巻などの関連商品の売れ行きがさらに高まるのではないかとし、今冬も「パーソナル寒さ対策」に関する商品がトレンドになるのではないかとした。

 同社では冬の消費トレンドをあらわすキーワードとして「パーソナル寒さ対策」のほか、同アンケートで「今年は大容量パックやまとめ買いの購入が増えた」との回答が約6割だったことや「楽天市場」で大容量タイプのトイレットペーパーの昨年12月から今年2月までの流通総額が前年同期比で約2倍、ティッシュペーパーが同約1.5倍となったこと。一方でアンケートでは物価高が気になる中でも自分へのご褒美を約4割が購入予定と回答したことや昨年12月から今年2月における「楽天市場」での高価格帯を中心にパジャマの流通総額が同約1.3倍に伸長、また2~5万円のバッグを中心に需要が高まっている高校がみられることから節約と効率的な買い物のためのまとめ買いや節約志向の一方で自分へのご褒美として嗜好品の需要が高まっている「家チャージ・自分チャージ」、節約で外食は控える一方で自宅で「生ドーナツ」や「韓国料理」「麻辣湯」「タコス」など人気店で提供されるような料理をを自宅で楽しむ「おうち行列飯」を挙げた。