【EC動向】千趣会、妊婦向けアプリを投入

千趣会は1月6日、スマートフォン用アプリ「にんぷメモ」をリリースした。マタニティ期の女性向けに展開するもので、妊娠集数管理機能や「ベルメゾンネット」との連携による商品情報などを提供。マタニティ期の女性の不安を解消するアプリの展開を通じ、新規顧客の獲得につなげる。

「にんぷメモ」はiPhone版とAndroid版があり、出産予定日をカウントダウンできる「妊娠週数管理」機能や体重の推移などを画像付きで日記登録できる「カレンダー・日記」機能のほか、プレママタウンとの連携し、妊娠週数に応じたアドバイスを掲載する「ノウハウBOOK」を用意する。

すでに、マタニティ期の経過管理や情報提供など妊婦向けのアプリは数多くあるが、千趣会では、妊娠週数に応じた必需品の情報は少なく、購入方法が分からない妊婦も覆いと判断。このため、「にんぷアプリ」では「ベルメゾンネット」と連動し、妊娠週数に応じた必需品のチェックや注文できる「準備ガイド」機能も付加した。

千趣会では、妊娠をきっかけに同社を利用する顧客が多く、妊婦の間では「ベルメゾン」ブランドの認知度も高いという。

今回の試みは、得意とするマタニティ分野からの新規顧客開拓を強化したものだが、さらに出産後の女性をターゲットとしたスマートフォン用アプリの開発も進め、マタニティで開拓した顧客との関係性構築とともに、子供の成長に応じた商品の購入などを図っていく構えだ。