海外でも日本の生鮮食品に対する需要は高いものの、これまでは新鮮な状態で日本から海外へ宅配するのが難しかった。ヤマト運輸が全日本空輸と昨年11月から共同で展開している、沖縄国際物流ハブを利用したアジア圏におけるスピード配送サービスの物流モデルを活用することで、生鮮食品の海外販売を実現した。
第一弾として、北海道のタラバガニ、福井県のズワイガニ、長崎県のアワビなどの商品を、日本の海産物への需要が高い香港の富裕層や日本人駐在員を対象に販売する。17日から1月末までの注文分を、子会社の楽天物流が出店者から取りまとめ、ヤマト運輸との連携で香港まで一括して保冷輸送し、現地のクール宅急便で購入者へ宅配する。