ジオシス 認知度アップ狙いTVCM放送へ

イーベイグループのジオシス・プライベート・リミテッドは運営している仮想モールの「Qoo10」について、今年中をめどにテレビCMや雑誌などを使った大規模なマーケティング活動を展開していく。7月10日に開催した事業説明会で明らかにした。
同社では2022年をめどに同モールの流通総額ベースで現状の数倍規模となる5000億円まで拡大させることを目指しており、日本消費者への認知拡大に向けて販促活動を強化していく。四半期ベースでは数百万ドル規模の予算を投下していく考えで、「まずは今後4、5年以内にヤフーさんを追い抜いて(アマゾンや楽天に次ぐ)業界第3位になる目標がある。まだ規模が小さいのでもっと投資をしていかなくてはいけないと思う」(写真=チュン社長)とした。
そのほか、出店企業の新規開拓としてはファッションや小物、美容雑貨などを取り扱う中小企業をメインターゲットに据えていくことや、AIによるデータマーケティングの強化なども進めていくことを発表。なお、今後は越境ECを手がけるイーベイ・ジャパンとの組織統合も視野に入れている。