ノーウェア 来場者限定でネット販売

「表参道ヒルズにいる人限定で、ECで限定商品を販売します」。カジュアルブランド「ア・ベイシング・エイプ(BAPE)」など衣料品の企画製造販売を行うノーウェアは9月29、30日の2日間、都内で開催した「BAPE」の展示イベントにあわせて、来場者を対象とした限定商品のネット販売を行った。イベント会場に来場した客だけがネット販売で限定商品を購入できるようにすることでイベントの集客につなげたい狙いのようだ。

同社は展開する「BAPE」が今年でブランド設立から25周年を迎えたことを記念して特別商品などを展示したイベント「”BAPEXXV”EXHIBITION」を東京・表参道の商業施設、表参道ヒルズで実施した。同イベントにあわせて通販サイトの構築支援サービスを行うショッピファイが顧客のネット販売実施企業に提供する事前に設定した特定のエリアや場所に、専用アプリをダウンロードした利用者が訪れると、その範囲にいる時のみ商品を購入できる機能「Frenzy(フレンジー)」を活用し、今回は「ドロップゾーン」と呼ばれる販売対象エリアをイベント会場である表参道ヒルズ内とし、イベントの開催時間に合わせて午前11時から午後9時(30日は午後8時まで)まで1時間ごとに衣料品や腕時計、スケートボードなどイベントで展示している特別商品の一部の販売をスタートさせる形で来場者などにネット販売を行った。購入の際は「フレンジー」のアプリ内で「アップルペイ」または「グーグルペイ」で決済し、配送する仕組み。

ショッピファイによると「フレンジー」を使って特定の場所、特定の時間でフラッシュセールを行うのは日本では今回が初めてとしている。