楽彩 ミールキットで新事業

 デリカフーズホールディングスの子会社、楽彩が4月22日から、朝に注文して夕方に駅ナカで受け取れるミールキットの販売事業を開始した。グループ会社の外食向けの野菜販売事業のノウハウを活かして、当日における商品加工と受取拠点への輸送を可能にしているという。JR東日本管内のコンビニ「NewDays」での受け取りを可能にしているほか、キャンプ場やトレーニングジムなどにも受取拠点を拡大していく考え。

 ミールキットは当初、西東京エリアの「NewDays」10店舗での受け取りを可能にした。朝9時までに専用サイト(7月からはアプリも用意する)で商品を注文すると、受け取りたい店を選択。午後5時以降に商品を受け取ることができる。決済は注文時に完了し、受取拠点での代金支払いは不要となる。同社は当日注文した商品を通勤等の動線上にある駅で受け取ることができるという利便性をアピールして、”ピックアップショッピング”の普及を進める。

 「NewDays」受け取りは9月末までに東京、神奈川、千葉、埼玉で合計100店舗まで拡大していく計画。各エリアの出店数は5月に東京都心エリア20店舗、6月に神奈川エリア20店舗、7月に埼玉エリア20、9月に東京・千葉エリアに30店舗を予定している。

 販売商品は全20品を用意。2人分あるいは2~3人分の「野菜たっぷりサラダ」「具だくさんスープ」「海外料理」「アラカルト」のカテゴリーで展開。毎月10種類の新メニューを発売し、常時20品を販売する予定という。現在のラインアップ商品は590~1480円(税込)の価格帯で提供している。カット野菜、加熱加工した野菜・畜産品などをセットしており、調理しやすくしている。

 「NewDays」以外での展開は、Recampが5月下旬から、キャンプ場の予約とともにミールキットを現地で受け取るサービスを開始する予定。また、オフィスに冷蔵設備を設置して、社員向けにミールキットを販売する企業との提携も行っていくとしている。