ヤフーは６月２２日から、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」と「ＰａｙＰａｙモール」でユーザーに配信するメールマガジンの受け取り設定を見直した。
両モールでは出店者やヤフーがセール情報などを訴求するメールマガジンをユーザーへ配信する許諾をとるため、ユーザーが商品を購入した際に表示する内容確認画面でメルマガの配信の有無をチェックボックスのチェックのありなしで選択できるようにしていた。その際、あらかじめ「配信あり」にチェックが入っている状態だった。そのため、無自覚にメルマガを受け取ってしまうユーザーもおり、「登録した覚えのないメールが届く」「購入時に誤って登録を行ってしまった」との意見が寄せられていたという。そうした声を受けて、同日からは初期設定を「配信なし」とする形に改めた。これにより、ユーザーが希望する場合のみ、メルマガを受信する形に変え、無自覚なまま受け取ってしまうユーザーを減らし、利便性や不安を軽減させる考え。
メルマガの受け取り設定を見直す一方で、グループ会社のＬＩＮＥが展開するコミュニケーションアプリ「ＬＩＮＥ」を活用した集客を強化しており、昨年７月から両モールの出店者向けに当該出店者をフォローする利用者へ情報を通知できる「ＬＩＮＥ公式アカウント」の申し込みを開始し、開設数も順調に伸びているという。