【EC動向】ローソンとらでっしゅの合弁EC会社、始動へ

食材宅配大手のらでぃっしゅぼーやとローソンが9月1日に設立した合弁会社、らでぃっしゅローソンスーパーマーケットが動き始めた。10月5日に通販サイトを開設。らでぃっしゅぼーやとローソンのそれぞれのオリジナル商品を中心にラインアップし、購入者にはローソンの共通ポイント「Ponta」を付与する。2014年度に売上高100億円を目指す。

開設した通販サイトは「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット」。品ぞろえは野菜や果物、加工品、乳製品など1100アイテム。らでぃっしゅぼーやがこれまで取り扱っていた1000アイテムに加え、ローソンが扱う50~100アイテムを追加。新たにローソンの店頭などで取り扱う「VL(バリューライン)」の冷凍食品や菓子、加工食品などを販売する。

価格帯はらでぃっしゅぼーやが扱う無添加食品や自主基準で栽培した野菜などの高価格帯ラインと、ローソンが供給する低価格ラインの2ラインとなる。顧客のし好や目的に合わせて選べる価格帯としユーザーの利便性向上を図った。
商品の発注やピッキングなどの出荷作業はらでぃっしゅぼーやが行い、らでぃっしゅローソンスーパーマーケットが商品開発を行う。今後、オリジナル商品としてパンの開発を予定しているようだ。

通販サイト利用者にはローソンの共通ポイント「Ponta」を付与。購入金額の1%を還元するとしたほか、定期購入や頒布会の利用時は購入金額の2%を付与する仕組み。今後、「Ponta」を利用する3500万人を通販サイトへ誘導する。

なお、らでぃっしゅぼーやが運営する既存通販サイト「eらでぃっしゅ」を10月4日に閉鎖し、既存顧客に新サイトへの移行を誘導した。