楽天グループは8月19日、ネットスーパーを運営するためのプラットフォーム「楽天全国スーパー」の提供を年内に開始すると発表した。これに先立ち、関東地方を中心に、1都14県でスーパーマーケット「ベイシア」を展開するベイシア(前橋市)との出店契約を結んでいる。
楽天では、西友と運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、全国のスーパーマーケット事業者を対象に、受注管理やオンライン上の決済などネットスーパーを運営するためのシステムを提供する。また、集客や販促活動の支援、配送に伴うオペレーション立ち上げのコンサルティングなども行う。
事業者は初期費用を抑えながら、早期にネットスーパーを立ち上げることが可能になるという。初期費用は無料で、売り上げに応じたシステム利用料とマーケティング費用が必要となる。
楽天の会員は、楽天全国スーパーに住所などの個人情報を事前登録し、プラットフォーム上で郵便番号を入力すると、居住エリアへの配送に対応するネットスーパーが検索でき、クレジットカード決済や、登録済み住所への配送が可能となる。また、利用金額に応じて「楽天ポイント」を貯めたり、支払い時に貯まったポイントの利用もできる。