ファッションレンタルサービス「airCloset」を手がけるエアークローゼットは9月1日、RFIDを活用した独自の物流システムに関する特許を取得したと発表した。
同社は創業時から物流専門チームを設け、これまでになかった循環型物流プラットフォームを一から構築して倉庫業務の効率化、クリーニングやメンテナンス、管理手法、配送手段などのアップデートを実施してきた。
一般的なECとは異なり、ファッションレンタルサービスの運営は個品ごとのレンタル、返却、メンテナンスなどの状態を管理する必要がある。同社はすべてのレンタル商品の個品管理を行い、2019年10月からは衣服タグに縫い付けた洗濯可能なRFIDで個品管理を実施している。
ファッションレンタルサービスにおいて、アイテムの在庫管理、販売管理、メンテナンスなどの状態管理ができる倉庫管理システムを自社で独自に構築し、システム処理の効率化、円滑化に資する形で衣服タグに縫い付けた洗濯可能なRFIDを活用していることが特許として認められた。特許登録日は今年7月13日という。
なお、同社は今後、サブスク・シェアリングサービスを開始したい企業に対し、自社の循環型物流プラットフォームを提供することで、サブスク・シェアリングサービスの拡大に貢献したい考えで、当該プラットフォームの外部提供を始める(画像はイメージ)。