アバハウスインターナショナルの子会社でネット販売を手がけるアットシェルタは、今年３月に計画する自社通販サイト「アットシェルタ」のリニューアルで、商品の見せ方を店頭に近づける。
具体的には、ブランドごとの商品一覧ページではリアル店舗での情報の得方に合わせ、商品画像に価格や商品名を表示するのを改める。店頭で消費者がすべての商品の値札を見ないのと同じで、通販サイトでも一覧ページで気になったアイテムにカーソルを合わせることではじめて価格などの情報を表示する。
商品一覧ページについても、新着順などで自動表示するのではなく、販売スタッフのセンスが反映されるよう、バックオフィスで簡単に商品の並び順を修正できるようにする。
また、サイト訪問者の利便性を考慮して、各商品画像の下には「クイックルック」ボタンを新たに設置。気になったアイテムをチェックする際に毎回、詳細ページに飛ばなくても、「クイックルック」をクリックすればポップアップ画面で商品のレビューが見られるという。
一方、各商品の詳細ページでは、サイト上部に当該商品を使用したコーディネート写真を左右に２枚並べて雑誌の見開きを意識したページ構成とし、画像コミュニケーションに力を注ぐ。
８月には、通販サイトと実店舗の連携を強化してＯ２Ｏに向けた取り組みもスタート。通販サイトの商品詳細ページに店頭在庫も表示することで、実物を確認したい顧客ニーズに応える。
また、通販会員にはネットで注文した商品を店頭で受け取れるようにしたい意向で、まずは一部店舗でサービスの利用状況やオペレーションを検証するという。