紳士服の販売を手がけている青山商事は1月24日をめどに、連結子会社であるカジュアルファッションブランドのイーグルリテイリングを解散する。
同子会社は米国のAmerican Eagle Outfitters’Inc.(=AEO社、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ)のフランチャイジーとして日本におけるアメリカンイーグル事業の運営を行ってきた。このほど、AEO社と今後の事業方針について協議を重ねた結果、昨年12月31日をもってライセンス契約を終了し、ECを含めた全店舖を年内に閉店して、同子会社を解散することとなった。
同子会社の2019年3月期の売上高は前年同期比9・6%減の122億9400万円、営業損益は13億5500万円の赤字(前年同期は7億7300万円の赤字)、経常損益は同13億7400万円の赤字(同7億9500万円の赤字)、当期純損益は14億2100万円の赤字(同8億4700万円の赤字)だった。
清算結了は6月の予定で、今回の解散に伴う同社の20年3月期の連結業績に与える影響については、事業整理損失として69億9800万円(第2四半期累計期間連結業績に計上済)を織り込んでおり、現在も精査中としている。