無料で通販サイトが作れるサービス「ＢＡＳＥ」を提供するＢＡＳＥは１２月５日、都内で出店者向けにカンファレンスを開催した。
「ＢＡＳＥ ＯＷＮＥＥＳ ＤＡＹ ２０１９」は、出店者の商品開発、集客、販促、配送などに関する悩みや課題解決を目的としたもの。トークセッションでは、ペイパルが越境ＥＣに関する講演を、フェイスブックジャパンがインスタグラム活用法に関する講演を、グーグルが消費者データからみたマーケティングに関する講演をそれぞれ行った。また、パートナー企業による出展ブーススペースや、「ＢＡＳＥ」のスタッフが、出店者皆からの質問に応える相談ブースも設けた。
イベントの冒頭で同社の鶴岡裕太ＣＥＯは「今月で創業から７周年を迎えるが、『ＢＡＳＥ』は８０万を超える店舗が利用しており、流通額は今年４００億円を超える規模感となっている」と挨拶。また、鶴岡ＣＥＯとタレントの小嶋陽菜さんによるスペシャルトークも実施された。小嶋さんは自身でファッションブランド「Ｈｅｒ ｌｉｐ ｔｏ」を立ち上げ、「ＢＡＳＥ」を利用するショップオーナーでもあることから、「ＢＡＳＥ」のテレビＣＭキャラクターにも起用されている。
小嶋さんは、ファッションブランドを立ち上げた理由について「アイドルグループのＡＫＢ４８を卒業して新しいことをやろうとした時に、自分がメディアに出るのではなく、自分がメディアになりたいという目標を立てた。最初はキュレーションメディアの１コーナーとして、自分が良いと思って作ったファッションを販売できれば、と思って始めた」と説明。また「自分が納得する商品をプロデュースしているため、２万円～のワンピースを販売しているが、経費がかからないウェブだからこそ高品質の商品でも価格を抑えられていることもあり、購入者に喜んでもらえるのが嬉しい」などと話した。
