スポーツ・レジャー用品の製造販売を手がけているアシックスジャパンは７月８日、デジタル戦略強化の一環として、アシックス無料会員サービス「ＯｎｅＡＳＩＣＳ（ワンアシックス）」で、ポイントプログラムを新たに導入した。通販サイトでの商品購入によるポイント付与なども行っていく。
同サービスは２０１８年１２月に始まったもので、メールマガジンでの新商品情報の配信、自社通販サイトの「アシックスオンラインストア」での購入商品の送料無料サービス、各種イベントへの招待といった内容で提供していた。
今回のポイントプログラムは、アシックスオンラインストアや同社が運営する実店舗で、同会員が商品を購入するとポイントが発生し、次回の買い物から対象店舗で利用できるというもの。
また今後は、新たな特典として、都市型低酸素環境下トレーニング施設「ＡＳＩＣＳ Ｓｐｏｒｔｓ Ｃｏｍｐｌｅｘ ＴＯＫＹＯ ＢＡＹ（アシックススポーツコンプレックス東京ベイ）」やランニング施設併設型店舗「ＡＳＩＣＳ ＲＵＮ ＴＯＫＹＯ ＭＡＲＵＮＯＵＣＨＩ（アシックスラン東京丸の内）」などを体験できるようにも拡充していく。
さらに、将来的にはフィットネス・トラッキング・アプリ「ＡＳＩＣＳ Ｒｕｎｋｅｅｐｅｒ（アシックス ランキーパー）」とも連携して、オムニチャネルを推進する内容の施策を行うことも検討している。
なお、同社では２０２０年度までの４カ年の中期経営計画のコア戦略として、「ＤＴＣマインドへの転換」と「顧客基盤の拡大」、「デジタルを通じたスポーツライフの充実」などを掲げており、今回のプログラムについてもその一環で開始した。