三越伊勢丹は９月１日、ＶＲを活用したスマートフォン向けアプリ「ＲＥＶ ＷＯＲＬＤＳ（レヴ ワールズ）」の”仮想新宿伊勢丹店”に屋上エリアを新設して同社バイヤーが厳選した商品を６つのシーンに合わせて展開するセレクトショップを立ち上げた。
同アプリは仮想都市空間サービスで、利用者は自身のアバターを操作して仮想空間で自由に時間を過ごせる。アプリ内の伊勢丹新宿店で展開する商品は実際に販売している商品で、欲しい商品は通販サイトに遷移して購入できるのが特徴だ。
今回、アプリ内に新設した屋上エリアには伊勢丹新宿店が開業した昭和８年当時のデザインを採用した屋上出入口や、アバター同士で散策できる屋上庭園に加え、生活シーンに合わせたバーチャルセレクトショップ「クリスタルパレス」を設置。実際の店舗では実現が難しい、宝飾と雑貨、リビング用品を中心に化粧品、食品などカテゴリーとブランドをまたいだバイヤー選りすぐりのアイテム約８０点を提案する。
当該ショップは重厚感を出すために１９世紀中頃のガラス建築やヴィクトリア調の歴史あるデザインをＶＲ空間に取り入れたという（画像）。
また、仮想伊勢丹新宿店の１階には化粧品の常設エリア「イセタンビューティ」も設置。１１ブランドのベースメイクアイテムを中心に約６０商品を展開するほか、店頭で受けられるギフトに最適なラッピングや刻印サービスの専用ページも設ける。伊勢丹が発信する化粧品カタログもＶＲ空間で閲覧できる。