凸版印刷のVRアプリ 相互送客機能でモールを活性化

 凸版印刷は9月14日、運営するバーチャルモールアプリに、アバターが店舗間を自由にワープできる新機能を追加した。店舗間の相互送客を促し、コミュニティの活性化を図るという。

 同社が昨年12月に開設したバーチャルモールアプリ「メタパ」は、仮想空間上のショッピングモールで、ユーザーはアバターを通じて仮想空間上にある複数の店舗を自由に歩き回り、3DCGで再現された商品をAR機能により実寸大サイズで確認したり、商品の特徴をCGアニメーションで確認したりすることができる。商品は遷移先のECサイトから購入可能で、現在は11店舗を展開している。「ダウンロード数は現時点で約2万件。ECサイトへの遷移率は店舗によって異なるが概ね20~30%程度」(同社)としている。

 追加した新機能は、店舗間を自由に移動できる「相互送客機能」で、第1弾として「ソフトバンクショップin Metapa」と「テレアサショップ Metapa店」に導入した。従来、他の店舗に移動する際は一度ホーム画面に戻る必要があったが、同機能により、特定の店舗間をダイレクトに行き来することが可能になる。「各店舗間の相互送客を促し、新規顧客の獲得とモール全体の活性化を図る」(同社)とし、他の店舗への導入も順次進めていく予定。

 なお、今後はショッピング以外に観光や教育、ビジネスなどの領域にもサービスを拡張し、25年までに「メタパ」のユーザー登録者数100万人を目指すとしている。

 また、今回の新機能追加にあたり、10月31日まで、2店舗をワープして訪問した様子をツイッターに投稿すると、抽選で「Google Pixel 6a」、「ダイソン V7フラフィ特別セット」、「Amazonギフト券」などの賞品が当たるキャンペーンを実施している。

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