大日本印刷(=DNP)は4月27日、一部EC機能なども持ったVRコンテンツの「バーチャル秋葉原」について、クラスターが運営するメタバースプラットフォームの「cluster」に導入され、アプリ版などでのサービス提供を開始した。
バーチャル秋葉原はDNPと秋葉原の情報発信メディア事業などを行うAKIBA観光協議会が連携して、リアルとバーチャルの融合によるVRコンテンツとして開設したもの。VRとして再現された秋葉原の街並みを、PCなどのウェブブラウザを通じて世界中のどこからでも好きな時に入ることができ、映像コンテンツの視聴や、一部リンク先の通販サイトから商品購入ができるようになっている。
今回の取り組みでは、新たにアプリでの利用が可能になり、利用者はPCやスマートフォンだけでなく、VRゴーグルからも同コンテンツを体験できるようになった。
加えて、バーチャル展示の観覧や関連グッズの購入などを引き続き利用することも可能。参画を希望する企業が同空間を利用することも想定し、企業ごとに独立したバーチャル空間も提供していく。各企業の空間から外部の通販サイトへの誘導もできるほか、ファイル共有やボイスチャットの機能を用いたカンファレンスやバーチャル展示イベントなども利用できるという。
なお、clusterについては、年間で250超の法人案件にプラットフォームを提供しており、これまでのイベント累計動員数は2000万人超となっている。