LINEヤフーは運営するサイトやアプリ上などで展開するAI(人工知能)サービス内に企業の広告を表示する取り組みを本格化する。すでに一部ユーザーに対してテスト的に広告を配信してきたが、広告主には課金していなかった。テストで一定の効果があり、広告の出面としての効果がみられたことなどから、8月31日からはほぼすべてのユーザーに広告を配信することにしたほか、広告主への課金も始めた。
同社ではユーザーがAIと対話を繰り返しながらAIが最適な方法や商品を提案するなどといったAIエージェントサービス「Agent i(エージェントアイ)」を展開中だが、「Agent i」でユーザーとAIがやり取りしている画面の下に対話内容に合致する商品の広告などを表示するもの。例えば「自宅で続けられるストレッチを始めたいな。やり方と必要なものを教えて」というユーザーの質問にストレッチのやり方を教えるAI回答の下に「ストレッチマット」を購入できる通販サイトに誘導する広告を表示する。
「Agent i」内に表示する広告は同社が運営するポータルサイト内のネット検索サービス「Yahoo!検索」の検索結果などに関連する内容の広告を表示する検索連動型ショッピング広告で、同広告の掲載面が「Agent i」に拡大したことになる。なお、検索連動型ショッピング広告の広告主は「Agent i」だけに広告表示を指定することなどはできないという。
なお、一部のユーザーに限定して「Agent i」に配信している「ディスプレイ広告(運用型)」ではすでに7月23日から、広告主への課金を開始しているという。同広告に関しても今後、検証結果を踏まえながら広告を配信するユーザー数を段階的に拡大していくとする。