ソフトバンクのグループでスマートフォン決済サービス「PayPay」を展開するPayPayは4月1日から、「PayPay」の利用者が同アプリ画面上でヤフーが運営する仮想モール「PayPayモール」を利用でき、モール内の販売商品の検索や購入などを行えるようにした。
アプリ上で様々な機能を利用できる「ミニアプリ」と呼ばれる機能を活用したもの。「PayPay」のアプリ画面のトップのアイコンをタップすると利用できる(=画像)。
なお、ミニアプリからの利用には制限があり、通常のPayPayモールでは同モール商品のほか、「ヤフーショッピング」の商品も購入でき、また様々な決済手段に対応しているがミニアプリ経由での利用では購入可能商品は「PayPayモール」のもののみで決済もクレジットカードかPayPay残高に限定している。
また、同日には同じくヤフーが運営するフリマアプリ「PayPayフリマ」もPayPayのアプリ上で起動するミニアプリに加えている。なお、PayPayフリマについてもミニアプリ経由での利用では商品の購入はできるが出品に対応しておらず、また、決済もPayPay残高によるものに制限している。
PayPayでは昨年11月から、ミニアプリ機能を実装。第一弾としてソフトバンクのグループのDiDiモビリティジャパンが展開するタクシー配車サービスがPayPayのアプリ上で利用できるようにするなどアプリの多機能化による利用者と取扱高の拡大を進めており、今回のPayPayモールとPayPayフリマのミニアプリ対応もその一環のようだ。