ヤフーショッピングの「お買い物まとめ」が好評、出店者の販促に効果あり?

ヤフーが運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者の販促支援策の一環として開始した自社で販売する商品にまつわる”まとめ記事”を作成できる機能「お買い物まとめ」(=画像)が好評のようだ。2月のスタート時点での記事本数は3399本だったが、1カ月後には9000本を突破。記事本数に比例して、閲覧数も増加。「お買いものまとめ」の累計ページビュー(PV)数は約250万PVとなっており、商品の露出拡大などにもつながっている模様だ。

ヤフーによると「(「お買い物まとめ」の)記事数の増加は予想以上。記事数は開始1カ月を経ても伸びており、ストアに受け入れられている印象を持っている」としている。今後はより効果的だと見られる「まとめ記事」の書き方などのノウハウなどを各出店者に伝え、より販促効果を高めていきたい考えのようだ。

「お買い物まとめ」は1月から「ヤフーショッピング」の出店者向けに機能の提供を開始し、2月12日から記事の公開をスタートさせた。「ヤフーショッピング」出店者が販売商品に関連する記事をネット上の様々な関連情報なども組み合わせて自由に作成することができるもの。自身の商品ページへのリンクも可能だ。

スタートから1カ月が経過し、反応などから閲覧数のいい効果的な記事の条件が徐々に分かってきた模様だ。

ヤフーによると、反応がよい商材ジャンルは「ファッション、食品カテゴリの記事はPVも高く売り上げに大きく寄与している」とした上で特に「レディースファッション、スイーツなど画像も楽しめる商材はPVが多い」という。

記事作成のポイントについては「今話題の○○」「○○のコツ/対策」「○○TOP10/10選」などのタイトル付けがPVに好影響をもらたしていると指摘。内容に関しては「情報としての新しさ」、「インパクトがありつつ起承転結、簡潔にまとまっているもの」「テレビなどのメディアに取り上げられた話題の商品に関連する記事」が高いPV数を得ているようだ。

スタート間もない同サービスに対して使い勝手の改修を継続させつつ、今後はヤフーのポータルサイト内の各種ページや「ヤフーショッピング」内の他ページとの相互連携、まとめ記事間の回遊性向上のほか、スタートから1カ月間を経て「外部からの集客、取扱高面でよい結果が出ている記事、ストアも出始めている。こうした記事のノウハウ共有などを通じて、よりお買い物に役立つ記事を増やしていきたい」(ヤフー)としており、記事のクオリティの向上を進め、「お買い物まとめ」の集客、販促効果を高めていきたい考えだ。

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