【News】カタログハウス、中国向けにネット販売を開始

 カタログハウスが中国へのネット販売を始めた。郵便事業会社が運営する海外向け仮想モールに出店、売れ筋を中心に販売する。ただ、サイトの言語は日本語で中国語には未対応。まずはコストを最小限に抑えつつ中国でのマーケティングや情報収集を図るため、中国在住の日本人をターゲットにネット販売を行う計画だ。

 カタログハウスは1月4日、郵便事業会社運営の海外向け仮想モール「JapaNavi(ジャパナビ)」に出店。取扱商品は同社の売れ筋を集めた年度版カタログ「ピカイチ事典」の掲載されている調理用具や寝具、化粧品など。価格は日本とほぼ同じだが、商品によって発生する関税分などは上乗せとなる。決済はネット決済サービス「アリペイ」、2月中旬からはクレジットカードにも対応予定。受注後、日本から国際スピード郵便を使って配送する。3月末までのキャンペーン中は送料は一律800円。また、購入後14日以内であれば、ジャパナビのコールセンター経由で使用後でも一部の商品を除き、返品可能とした。

 今回は中国進出への第一弾としており、ジャパナビの出店サイトは日本語のみで中国語には対応していない。現段階では翻訳費などのコストや手間を抑えつつ、中国在住の日本人をターゲットにして中国でネット販売を行い、中国市場の知見やノウハウを収集、本格的な中国展開に備えたい考えのようだ。なお、サイトへの集客策として上海在住邦人1000人と在中日系企業1000社にカタログ「ピカイチ事典」を送付し、「ジャパナビ」に誘導する試みも始めているようだ。

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