ブライダル事業を手がけるノバレーゼは1月4日、女性用パーティードレスのレンタル事業を行う100%子会社を新設し、4月に専用の通販サイトをオープンしてレンタル事業を開始する。昨今の結婚式や二次会ではSNSによる写真の共有を気にするあまり、これまで以上に「何度も同じものを着用できない」という悩みを抱える女性が増えていることから、レンタル事業に参入。ブライダル目線で女性が着用したくなる可愛いドレスの品ぞろえとサービスメニューで差別化を図る。
新会社はアンドユーで、社長には事業発案者で新卒入社5年目の松田愛里氏が就任した。サービス名は「アンドユードレッシングルーム」で、20代~30代前半の女性をターゲットにパーティードレスと小物のレンタルに特化してスタートする。
サイト開設時の品ぞろえは300型860着のドレスと100種類のネックレス、イヤリング、50種類のバッグで、2泊3日のレンタル料金はクリーニング代と往復の送料込みでドレスが税別4500円から、アクセサリーが同1500円、バッグが同3000円となる。
サイトでは「海に近い式場」や「ガーデンウエディング」「高級ホテル」など参列する式場形態を選択するだけで、色やドレス丈、袖丈、素材感など、会場にふさわしいドレスを探せる機能を設けるほか、シーンに応じたドレスコードを指南するコラムも発信するなど、ブライダル事業のノウハウを生かす。
新サービスは実店舗を持たずに展開。初期投資は約3000万円で、サイト開設以降も機能拡張や商品開発などに積極投資し、パーティードレス以外の商材も拡充する計画で、3年後に年商3億円、5年後には10億円の売上高を目指す。