通販各社の今年のエイプリルフール企画、衣料品ECが“乙女ゲーム”をリリース?


 4月1日の恒例となっている、インターネットにおける各企業のエイプリルフール企画。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり自粛する企業もあったようだが、さまざまな通販関連企業が“嘘”をついた。

レディースアパレルを中心とした通販サイト「イーザッカマニアストアーズ」を運営するズーティーでは、女性向けの恋愛シミュレーションゲーム(乙女ゲーム)「トキメキ♡オフィスラブ~人参畑 DE つかまえて~」(=画像)を提供すると発表。ストーリーは、あこがれのアパレル業界に就職したものの、慣れない業務が続く中で失敗をしてしまい落ち込んでいた主人公が、やさしく声をかけてくれた同じ課の上司の伊藤部長(「宣伝本部長」として活躍するウサギのキャラクター)に恋をしてしまうというもの。「もっと女子たちのテンションをあげるために、何かできるものはないのか」というスタッフの意気込みから生まれたゲームという触れ込みとなっている。

飲料ネット販売の「いわゆるソフトドリンクのお店」を運営するナカヱのエイプリルフール企画は、「楽天市場に出店してから昨年で20周年を迎えたことを記念し、店を『劇場版 ソフトドリンクのお店―THE MOVIE―』に変更した」というもの。

特設ページに掲載された「上映中の映画」は、「飲むのを止めるな!」「口がかわけば」「ニュー・ドリンクパラダイス」「君の味は。」と、実在の人気映画のタイトルをもじったもので、ポスタービジュアルも元ネタとなる映画のパロディーとなっている。

また「キレイダモン」「アンタ」「パラサイトティー」「ダブルオーセブンアップ」「ジョン・ビックル」「モンスター ファイブジー」という架空のドリンクもラインアップされており、4月1日にこれらの商品に投票したユーザーの中から抽選で1名に「4月1日特別企画商品」を贈る。

通販支援を手がける売れるネット広告社はプレスリリースの形式で「赤いフェラーリを営業車として10台購入した」と発表。同社によれば「かねてより『世の中の営業車はダサすぎる!』という問題意識を抱いており、『“イケてる”営業車を導入することにより、“ダサい”営業車文化をぶち壊そう』と、これまでになかったゴージャスでファッショナブルな営業車の導入に至った」という。フェラーリのボディーには同社のロゴをあしらった。フェラーリの色もコーポレートカラーでもある赤にあわせている。

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