大手アパレルのアダストリアとイトーヨーカ堂は4月10日、協業で展開しているアパレルブランド「FOUND GOOD(ファウンドグッド)」をファッション通販サイト「ゾゾタウン」に出店した。
今回の取り組みは顧客接点の強化とブランド認知の拡大を目指したもので、イトーヨーカ堂が自主衣料売り場で取り扱う商品を「ゾゾタウン」に出店するのは初の試みとなる。
「ファウンドグッド」(画像)は、アダストリアがブランド開発や店舗プロデュース、商品の卸売、マーケティング、人材育成などを一気通貫で行うブランドで、今年2月中旬にイトーヨーカ堂の木場店(東京都江東区)と立場店(横浜市泉区)での販売を開始。6月末までに64店舗に広げる予定だ。
「ゾゾタウン」に出店することで、イトーヨーカ堂が近くにない消費者や、「ファウンドグッド」の展開がないイトーヨーカ堂を利用している顧客にも同ブランドの商品を試してもらいやすくする。
また、すでに店舗で購入経験のある顧客がオンラインでも購入できる環境を整え、ブランドとの接点を増やすことでファン化につなげる。
「ファウンドグッド」は、実店舗では30〜40代、立地によっては50代以上の客層をターゲットとしているが、ECチャネルではこれまでイトーヨーカ堂を利用したことがない若い層への認知拡大効果も狙う。
なお、「ゾゾタウン」の売り場でも実店舗と同様にメンズとウィメンズ、キッズの衣料品に加え、雑貨も展開する。