ハーバー研究所は3月28日、健康食品や化粧品などの製造販売を行うエイチプラスビイ・ライフサイエンス(H+B)を子会社化すると発表した。H+Bの全株式を取得し、商品群や販売チャネルを取得し事業を拡大する。
ハーバー研究所は、H+Bの発行済株式100%を取得する予定。今後、取得時期や取得金額などの交渉を進める。ハーバー研究所は子会社化を通じて、H+Bが持つ調剤薬局などの新規販路を取得するほか、OEM事業の営業力を活用する考え。
H+Bはハーバー研究所傘下で事業を継続する予定。林原グループからの原料供給を受けて、製品の製造販売を継続する予定。林原グループの原料ノウハウとハーバー研究所の技術開発力を生かした商品開発も視野に入れている。
H+Bは林原グループのコンシューマープロダクト部門として低カロリー甘味料を使用した食品や、「林原プロポリス」などの健康食品を製造。また、医薬部外品や化粧品を製造販売している。ネット販売(画像)や百貨店、調剤薬局などに向けて販売するほか、OEMの受託製造を展開している。2010年3月期の売上高は前期比2・5%減の27億9600万円、営業利益は同145%増の9100万円、経常利益は同245%増の8300万円、純利益は同208%増の7100万円だった。