オイシックス・ラ・大地と定食店「大戸屋」をチェーン展開する大戸屋ホールディングスは8月14日、業務提携契約を締結した。両社は「おうち大戸屋サブスクリプション事業」(仮称)として、冷凍総菜・弁当などの製造・販売、大戸屋監修のミールキットの販売、大戸屋店舗でのコラボメニューの提供を行っていく。事業開始から3〜5年後に年商30億円程度の事業規模に育成する。
オイシックスは2013年から食領域のサブスクリプション事業においてマーケティングや物流ノウハウを活用し、他社とのECの共同事業に取り組んでいる。一方の大戸屋HDは5月に発表した中期経営計画でデリバリー・テイクアウト機能を強化することや、冷凍食品通販・ECによる外販事業へ注力する方針を打ち出している。両社はそれぞれの企業価値と株主価値の向上を図ることができるとし、今回の業務提携に至ったという。
展開する事業のうち、大戸屋監修のミールキットは迅速に商品開発し、9月から試験販売を開始する。