ネット接続可能なテレビ向けに映画などの映像配信サービスなどを行うアクトビラは４月15日から、テレビ通販支援事業を行うトライステージなどと連携して、テレビ通販映像の配信を始めた。
トライステージのクライアントでテレビ通販を行う通販企業３社のインフォマーシャルを配信し、家電やキッチン用品などを紹介、販売する。テレビ通販企業の映像は無料で配信するが、実際に商品が売れた場合は売り上げの一部を手数料として徴収する成果報酬型を採っている。
通販映像の配信は「アクトビラ ＴＶ通販」という名称で開始した。スタート時点ではトライステージがテレビ通販を支援するイーチャンス、トップトーク、テレビショッピング研究所の３社が展開中の家電や生活雑貨、キッチン用品、エクササイズ関連商品など１２商品のインフォマーシャル映像を配信する。
映像は10分程度になるようそれぞれ再編集したり、もともと10分程度の映像のインフォマーシャル映像を掲載した。また、「アクトビラ」の利用者は40代の男性が多いようで、当該層に合わせた商品をまずは用意したようだ。
「アクトビラ」のトップページの下部に設けた「ＴＶ通販」をリモコン操作でクリックすると、専用画面に遷移してからリモコン操作で気になる商品のインフォマーシャル映像のサムネイルをクリックすると映像が再生される仕組み。
「アクトビラ」の主力商品である映画などの映像コンテンツの購入ではリモコン操作によるクレジットカード決済が可能だが、「ＴＶ通販」でもそうしようとした場合、各通販会社がアクトビラ用のサイトを作り込んだり、自社の通販サイトのシステムへの繫ぎ込みが必要になるなど、通販企業に負担を強いることになるため、まずはテレビ上だけでは商品購入は完結せず、動画の横に注文専用の電話番号とＱＲコードを併記し、電話やモバイル通販サイトへ誘導し、注文を促す参加に負担のかからない仕組みとした。
売り上げに応じて、通販企業から手数料を徴収するという。
今後は参加するテレビ通販企業を増やし、常時１００点程度の通販映像を紹介したいとしている。また、来月にも健康食品のインフォマーシャルも配信したいとしている。