ディノス・セシールは2月1日から、ディノス事業で展開する新品の家具・インテリアのレンタルサービス「flect(フレクト)」で従来まで徴収していたレンタル希望家具の売価の15%分となる申込金を撤廃した。
申込金はレンタル開始後、2年が経過し、返却を希望した顧客には返金していたが高額品をレンタルする際には申込金も高額となっていた。申込金の撤廃に合わせて、これまで顧客がレンタルする場合、対象商品の売価が合計税込11万円以上としていた最低利用金額も撤廃した。申込金や最低利用金額の撤廃でレンタル開始時の利用者の初期負担をなくし、同サービスの利用者増加を図りたい考えのようだ。
なお、同日からレンタル期間をこれまでの24~36カ月から、24カ月としたほか、月額利用料をこれまでの当該商品の売価の3・5%から「売価の1/24」としている。
「フレクト」とは高額な費用など家具購入の際の敷居を下げ、新規顧客獲得と家具の売上高拡大を狙うため、18年10月からスタートさせた現状、25都府県で展開している新品家具のレンタルサービスでディノス事業で販売するソファやチェア、テーブル、ベッド、チェストなど約3000点を対象に希望者に当該家具を貸し出すもの。
利用者はレンタルをやめる場合、月額利用料金の2カ月分とレンタル品返却のための送料を支払えばすぐに返却、解約できる。なお、2カ月分の利用料金を徴収することになるため、実際の商品返却日は2カ月後までとなる。
レンタル開始から24カ月が経過した顧客は追加金なしにそのまま購入するか、返却できる仕組み。1月末まではレンタル開始から24カ月経過後、所有せず、また月額費用を支払わず、いつでも返却可能な状態で12カ月間、レンタルを継続できる形としていたが、「旧サービスは有料期間と無料期間の2つの期間があり、お客様にとってわかりづらくさせていた。また、2年でお客様が買取か返却か判断されることが多かった」(同社)ことからサービス刷新後はレンタル期間を2年に固定しプランをシンプルにしたとしている。