大丸松坂屋百貨店のファッションサブスク 気軽に試せるプランを導入 

 大丸松坂屋百貨店は10月1日、サブスクリプション型ファッションレンタルサービス「アナザーアドレス」(=画像)に、月額税込5500円で1着レンタルできるライトプランを導入した。

 これまでは月額1万1880円で3着レンタルできるスタンダードプランだけだったが、「月額1万円を超えると利用を躊躇してしまう」とか「月に3着は多い」「もう少しスポット的に利用したい」といったユーザーからの声を受け、より多くの消費者が「アナザーアドレス」を楽しめるように新プランを用意したという。

 また、当該サービスはサステナブルなビジネスモデルを事業コンセプトの根幹に定めて事業を推進しており、来春にはサステナブルな事業モデルの構築を進めている三菱ケミカルとBOTANIC、マイトデザインワークスの3社と協働で、残花を活用し新しい洋服へと生まれ変わらせる取り組みをスタートする。

 具体的には、BOTANIC社が運営する花弁事業の中でどうしても発生する残枝、残花を染料とし、天然樹木を主原料に、世界で唯一、三菱ケミカルが生産するトリアセテートを使用して、すべて手作業で昔ながらの手法で草木染めを行っているマイトデザインワークス社が染色した生地を製造する。

 今後は「アナザーアドレス」で取り扱うブランドやデザイナーの協力を得て、染色した生地を使用し仕立てた洋服の展開を目指す。

 なお、「アナザーアドレス」は昨年3月にサービスを開始して以来、事業計画を大きく上回るユーザーに利用されてきたことで、新規入会を制限してきたが、今秋シーズン以降の取り扱いブランドや商品の拡充に努めた結果、アイテム数が2万点を超えたことから、10月1日から入会制限を解除。今後は、ひとりでも多くのユーザーにサービスを利用してもらえるように取り扱いブランドや商品の拡充、サービスや機能の充実に努めるとする。

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