大日本印刷（＝ＤＮＰ）は７月２４日から８月３１日までの期間限定で、ＪＲ東日本グループで駅商業施設などを展開するＪＲ東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーのインターネット上のメタバース空間として、ＥＣへの送客導線なども設けた「Ｔｏｋｙｏ ＥｋｉＶｅｒｓｅ（トーキョーエキバース）」を開設した。
ＤＮＰではＸＲ技術を活かしてリアルとバーチャルの空間を融合させる「ＸＲコミュニケーションR」事業を展開。今回、ＪＲ東日本グループが掲げる駅を暮らしのプラットフォームとして価値創造する「Ｂｅｙｏｎｄ Ｓｔａｔｉｏｎｓ構想」に向けて、東京駅丸の内駅舎周辺をバーチャルに再現したメタバース空間を東京ステーションシティ運営協議会と共同で企画した。
開設したメタバースではバーチャル上の店舗・展示ブースが登場。店舗以外も含めて合計で１０のブースがあり、一部のブースについては展示されている商品の画像をクリックすることで、ＪＲ東日本グループが運営する仮想モールの「ＪＲＥ ＭＡＬＬ」に遷移して購入することが可能。
主なブースとしては鉄道グッズなどを扱う「ＴＲＡＩＮＩＡＲＴ（トレニアート）」や、東京駅で東京土産品などを扱う「ＨＡＮＡＧＡＴＡＹＡ（ハナガタヤ）」などがある。メタバース内で東京駅周辺の施設を紹介することで関連店舗に興味を持ってもらい、ＥＣにも送客する狙い。
そのほか、バーチャル空間内の各所にあるコインを集めてカプセルトイを回すと、鉄道をモチーフにした限定画像（全９種）が手に入る企画も実施。また、クイズスタンプラリーを通して、東京駅の秘密を知るチャレンジもある。空間内にはアスレチックもあり、日常では見られない高さから東京駅丸の内駅舎周辺をアバターとなって疑似体験することもできる。