ジェイフロンティアは、健康食品や化粧品の通販、卸を行うウェルヴィーナスを子会社化した。株式の過半を約15億円で取得した。
2月29日開催の取締役会で決議した。株式譲渡は3月1日。
ウェルヴィーナスは2010年に設立。23年3月期の売上高は、前年比22.8%増の28億4900万円、営業利益は同40.1%減の5642万円、純損失は4394万円(前年は5999万円の利益)だった。21年の約19億円から2年連続で増収を果たしている。
同社は、中野正幾氏が約8割の株式を保有していた。中野氏ら個人2人、法人1社から株式を取得した。買収後のジェイフロンティアの議決権所有割合は67%。
主力商品は、Ⅱ型コラーゲンやプロテオグリカンを配合したサプリメント「北国の恵み」。中心顧客層は、50代以降のシニア世代。商品力とブランド力、継続率の優良な定期顧客を数多く抱えている点を評価した。
ジェイフロンティアは、子会社化を通じて健食、化粧品の商品ポートフォリオ拡充、事業拡大や収益力強化を図る。オンライン診療・処方薬宅配等を行う「SOKUYAKU(ソクヤク)」との相互送客で、中核事業を強化する。
ウェルヴィーナスは、コールセンター事業等を行うダーウィンズや広告代理業、台湾進出支援事業を行う複数企業を傘下に持つダーウィンズホールディングスのグループ会社。