メルカリでは、「台湾セブンイレブン」を運営する統一超商と越境取引事業の強化に向けた業務提携を締結し、10月24日より、越境取引を通じて購入した「メルカリ」の商品を7000店舗以上の台湾セブンイレブンで受け取りが可能となる、コンビニエンスストア受け取りサービスを開始した。
メルカリでは8月より台湾に進出、台湾ユーザーは日本からの越境取引で「メルカリ」出品商品が購入可能となった。台湾でも若年層を中心に、環境意識の高まりや経済的な理由からリユース品を選ぶ消費者が増えていることなどを背景に、サービス開始から約1カ月で登録者数が5万人を突破するなど好調に推移している。
同社によれば、台湾での「メルカリ」の取引傾向についても、「エンタメ・ホビー」カテゴリーの取引件数が多く、日本での「メルカリ」の取引もエンタメホビーグッズが40%を占めていることから、台湾と日本の利用傾向は近いという。特に、台湾市場でなかなか購入できないキャラクターグッズや、日本発の品質の良いファショングッズが人気。今般、台湾ユーザーの利便性の向上を目指し、コンビニ受け取りサービスを開始した。
11月11日の「独身の日」に合わせて、10月24日~11月12日の期間中にキャンペーンを開催。「メルカリ」内の全商品を対象とした「メルカリ特大セール」を行う。さらに、今月より人気カテゴリーである「ゲーム・おもちゃ・グッズ」の配送料を値下げした。改訂前と比較して配送料が平均61%安くなっている。
あわせて10月25日~10月30日、「華山1914文化創意産業園区 中4A館1F-1」で、「メルカリ」に出品される1000点以上の商品で作った展示イベント「跨時空尋寶之旅(時空を超えた宝探しの旅)」を開催。台湾で日本文化が本格的に広まりはじめた、1990年代から現代までのさまざまな日本の流行商品を展示した。
展示コーナーは、台湾でも人気の「アイドル」と「漫画・アニメ・ゲーム」の推し活グッズが中心。また、渋谷109の前でギャルと一緒に写真をとることができる「1990年代日本のギャルになりきりフォトスポット」、2000年代の日本のドラマオタクの部屋で日本ドラマの魅力を体感できる「2000年代日本のドラマ好きな若者の部屋ゾーン」、ペンライトを手にして映える写真を撮ることができる「2010年代日本の推し活文化体験ゾーン」と各年代の日本の文化を楽しむことができるコーナーを用意した。イベント開始から3日間で、来場者数が1万1000人を超えたという。