通販物流を手掛ける関通は10月18日、第三者から攻撃を受けてサーバーがランサムウエアに感染した件に関し、個人情報漏えいは確認されなかったと発表した。
9月27日の外部セキュリティー専門業者による調査結果の公表以降、同社ではリークサイトへの継続的な監視を実施。ダークウェブ等における同社情報の掲載や公開の有無について調査を実施したが、現時点において情報の掲載や公開は確認されていないという。
同社ではセキュリティー強化のため、全PCにEDR(サイバー攻撃による異常を検知するソリューション)を導入したほか、顧客に提供するサービスは全て、安全性の高いクラウド環境に移行し、IPアドレス制限を用いて海外からのアクセス遮断、さらに日本国内でもIPアドレスが判明しているもののみアクセス可能とするなど、さまざまな再発防止策を実施している。
調査結果の確定および継続的な監視の結果、情報漏えいの事実が確認されなかったこと、また上記の再発防止策を実施したことを踏まえ、10月17日付で個人情報保護委員会へ確報を提出した。