クラダシはフードロス削減で小田急百貨店との連携をすすめる。小田急百貨店の運営サイト内に、クラダシが運営するフードロス削減を目的とした通販サイトを設置した。在庫管理や商品情報の更新、顧客対応、物流をクラダシが担い、両社で取り組みを推進していく。
開設したのは「リミール」で、2月5日に開設した。クラダシが運営する通販サイト「Kuradashi(クラダシ)」のサイトに、小田急百貨店の冠を付けた〝ホワイトレーベル〟サイトとなる。
小田急百貨店の環境や社会、ガバナンスの課題に取り組むESG施策の一環で実施するもの。小田急百貨店の打診を受けた。クラダシは小田急百貨店の顧客との接点拡大を図れると判断。両社でフードロス削減の社会課題解決に向けて連携した。
「リミール」の取り扱いアイテム数は約4000点で、通販サイト「クラダシ」と同様のラインアップとなる。クラダシがメーカーの滞留在庫を買い取って調達した。百貨店テナントやグループが保有する滞留在庫の取り扱いについては、今後連携を深める中で検討するようだ。
ターゲットは小田急百貨店の利用顧客や、フードロス削減の目的に共感する層。サイト開設時には両社がそれぞれメディア向けに情報発信したほか、百貨店の顧客向けにメルマガを配信した。今後も継続して小田百貨店の顧客向けにメルマガを配信し、認知度の向上を図っていく。